増補改訂 やさしい和裁
著:清水とき
発行:日本ヴォーグ社
発行日:2004/3/1 復刻版:2022/10/26
判型:AB縦判(257×210mm)
頁数:188p
製版・印刷:プロセス4C、スミ+特色1C、特色1C(特緑)、カバーはグロスPP加工
用紙:アルティマグロス70、ユトリロプレミアエクセル、ハイラッキー、OKトップコート+
製本:あじろ綴じ並製本
今回ご紹介するのは、清水ときさん著『増補改訂 やさしい和裁』です。82年刊「はじめて縫う方のためのやさしい和裁」の増補改訂の復刻版となります。
世界の民俗衣裳の中でも“きもの”は際立って雅びやか、優美な装い。その美しいきものを自分で着られない人、またどうにか着られる人、人にも着せてあげられる人であっても、どのように反物を裁ち、柄を合わせ、縫うのか全然分からないという方は多いのではないでしょうか。
本書は、きものを仕立てるということは大変難しいことだと考えないように、初めて針を持つ方にも、せめて単衣ものだけでも仕立てられるように、やさしく書かれています。
格式張ったものではなく、ふだんきものとしてカジュアルに楽しめる、ポリエステルやウールのきもの、ゆかたなどの仕立て方が、図解付きで解説されており、寸法もcm表記なので和裁初心者の方にもわかりやすいです。なごや帯の仕立て方も紹介されていますので、お気に入りの布地で個性的な一本を手作りすることも可能です。
女性用だけでなく、男性用や子供用のきものも多数紹介されていますので、家族でゆかたや甚平をリンクコーデして仕立てるのも素敵ですね。基本的に着物は直線の布で作られていますので、それほど気負わずぜひチャレンジなさってみてください。
撮影:中島繁樹、鈴木信雄
ヘアメイク:秋月里美(LUCE)
レイアウト:阿部由紀子、オレンジカンパニー
編集:齋藤ふくみ、高城陽子(復刻版 森岡圭介)