塔本シスコ 絵と絵と絵の人生
発行日:2023/10/27
発行元:katsura books
執筆者:評伝=福迫弥麻
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荒井良二 絵本作家
池㞍豪介 世田谷美術館学芸員
坂本顕子 熊本市現代美術館学芸員
鳥羽都子 岐阜県美術館学芸員
橋本善八 世田谷美術館副館長
保坂健二朗 滋賀県立美術館ディレクター
装幀・レイアウト:櫻井久 中川あゆみ(櫻井事務所)
判型:B5縦変型判(217×182mm)
頁数:184p
製版・印刷:フルカラー/特色1色印刷(PANTONE プロセスブルーU、特橙、特赤、特緑)
用紙:フロンティアタフ80<本文> コラボファインW <表紙> オーロラコート<帯>
製本:無線PUR並製本(右開き)
ページをめくるたび広がる、シスコの自由な色彩世界
シスコは、美術教育を受けていません。大正2年生まれの熊本に住む主婦でした。 その主婦が、ある日突然、画家の長男が描いたキャンパスの絵の具を削ぎ落とし、100号の油絵を完成させたのです。53歳の時でした。 それから91歳になるまで、実にたくさんの絵を描きました。 とにかく、シスコの絵は楽しいのです。
『塔本シスコ 絵と絵と絵の人生』は、シスコの孫・福迫弥麻氏が執筆した評伝「私は死ぬるまで絵ば描きましょうたい」を中心に構成され、物語に登場する作品が全編にわたって散りばめられた”評伝+画集”。シスコの人生とその自由な作品が響き合い、ページをめくるたび、色彩とあふれるエネルギーに引き込まれ、心動かされます。
シスコの世界を引き立てる、こだわりの一冊
- 柔らかく温かみのある用紙
本文には、表面に塗工を施していない書籍用紙(非塗工紙)が採用されています。
色鮮やかな絵画作品の立体感・実体感が、紙の温かみある手触りを通しても伝わってきます。 - 特色1色の評伝ページ
評伝部分には章ごとにブルー、橙、緑、赤の特色1色で印刷されています。ポップでカラフル、キャッチーな色使いが、作品ページと相まってシスコの世界を鮮やかに引き立て、視覚的な楽しさをさらに際立たせています。 - 大きく贅沢なページ構成
作品はB5縦変型判(217×182mm)の判型を活かし、ページいっぱいに掲載されています。まるで実際の絵を目の前にしているかのような没入感に浸れます。
遠近法は習っていないシスコの絵は、近くのものも遠くのものも同じ大きさ。 幼児の絵がみんなそうであるように、ヒトは皆、正面を向いています。 とにかく自由。ツッコミどころ満載。そしてそこがシスコの魅力です。 シスコの絵は、どこを切り取っても絵になります。だからトリミングしてもシスコの絵。 既存の画集と一線を画す、めくるめくシスコの世界に浸れるポップでビビッドな”評伝画集”です。
–Katsura books Webサイトより
『塔本シスコ 絵と絵と絵の人生』はどのページを開いても、手に取るたびにワクワクさせられ、活力を与えられる一冊です。ぜひ、実際にお手にとって頂き、このワクワク感を体感してみてはいかがでしょうか。
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B5縦変型判(217×182mm)184ページ 定価 3,000円+税