TOKYO HANABI TAKAY Feat. YOSHIROTTEN
著:TAKAY Feat.YOSHIROTTEN
発行:Akio Nagasawa Publishing
発行日:2022/12/8
Art & Editorial Direction:Akio Nagasawa
Design:Hiroshi Nakajima
判型:A3縦変型判(400×285mm)
頁数:56p
製版・印刷:プロセス4C、表紙はグロスPP加工
用紙:ユーライト
製本:中綴じ製本
今回ご紹介するのは、写真家TAKAY氏とグラフィックアーティストYOSHIROTTEN氏のコラボレーション作品集『TOKYO HANABI』です。TAKAY氏の写真にYOSHIROTTEN氏のグラフィックが施された大判作品集です。
TAKAY氏は、現在は東京とニューヨークを拠点に国内外で活躍。今年4⽉には、安藤忠雄建築をモチーフに“陰翳礼讃”をテーマとした個展「IN PRAISE OF SHADOW(HOMAGE TO TADAO ANDO)」を開催し、好評を博しました。YOSHIROTTEN氏は、東京を拠点に様々な表現⽅法で作品制作を行い、アートディレクターとしても活躍しています。
2020年春、コロナ禍で予期しないまま東京滞在となった私は2つのテーマで写真を撮り始めました。
そのうちの一つ、“東京” の中から今回花を中心に抜粋し、その花達をYOSHIROTTENが東京に舞う花火へと昇華させてくれました。
-TAKAYTAKAY氏が捉えた東京の風景には鎖、コンクリート、バリケード、金網などに縛られた中で咲く花、街を走る光がありました。
東京の街は管理され、自由を阻む、様々な縛りが溢れています。
その縛りの中でなんとか生きようとする植物は美しく、強い。とくに夜は輝いて見えてきます。
それは私たちが出会った、自由を求める東京の夜の住人たちのようでもありました。
TAKAY氏が撮影した複数枚の写真を半自動的に解体し、ランダムに重ね、その上を光で落書きするように、この街の一瞬を描いていきました。
-YOSHIROTTEN(展覧会「TOKYO HANABI」作家ステートメントより)
東京の風景の中にこんなにも美しい色があふれていたのかと圧倒される作品集です。目くるめくような色と光の”TOKYO HANABI”の世界に耽溺されることでしょう。
展覧会「TOKYO HANABI」は、Akio Nagasawa Gallery Aoyama にて、2023年1月28日(土)まで開催中です。作品集はAkio Nagasawa Publishing のオンラインショップでも購入いただけます。ぜひご覧ください。
担当プリンティングディレクターより
髙栁 昇
Akio Nagasawa Publishingの長澤様より「印刷はモリモリでお願いします」とのリクエストをいただきました。
そのため、印刷時にインキを盛り込み可能な製版設計をいたしましたが、印刷時にインキを盛り込むと印刷インキの濁り(インキは不完全透明です)により、必要以上に印刷の濁りを感じてしまいます。その弱点を回避するためには、できるだけ明部を明るくし、純色の色の反対色(例;レッド色なら→シアン)を明るく(マイナスして)製版いたしました。
その上で、校正刷りのグレーバランスは崩さない方向で、印刷色に濁りを感じる限界までインキを盛り込みました。
写真展の会場で著者のTAKAY様、YOSHIROTTEN様から「展示プリントと遜色のない素晴らしい印刷」との最高の誉め言葉をいただき、大変光栄でした。
TOKYO HANABI – TAKAY、YOSHIROTTEN | AKIO NAGASAWA
おすすめ、新入荷、サイン入り 限定版/限定1000部/サイン入 TAKAYの写真にYOSHIROTTENがグラフィックを施したコラボレーション作品集。大判の装丁で作品の世界観をよりお楽しみいただけます。 Akio Nagasawa Gallery Aoyamaにて開催の展覧会 「TOKYO HANABI」 (2022年12月9日〜2023年1月28日)にあわせて1000部限定で刊行。両者サイン入を数量限定で販売致します。
TOKYO HANABI – 現在の展覧会 | AKIO NAGASAWA
2022年12月9日(金) – 2023年1月28日(土) 開廊時間|木〜土 11:00-13:00, 14:00-19:00 休廊日|日〜水・祝日 冬期休廊|12月25日(日)〜2023年1月9日(月・祝) ※新型コロナウイルスに関する状況により会期や内容を変更する可能性があります。 この度、Akio Nagasawa Gallery Aoyamaは、TAKAY feat …