THE FACTORY Sewing Book ディテールにこだわる日々の服

著:ロシャン・シルバ Roshan Silva

発行:日本ヴォーグ社
発行日:2023/4/28

判型:B5縦変型判(257×190mm)
頁数:96p
製版・印刷:プロセス4C、スミ、特色2C(特青+特赤)、カバーはマットニス
用紙:ユトリロプレミアエクセル、b7バルキー、AライトスタッフGA-FS
製本:あじろ綴じ並製本

今回は、ロシャン・シルバさん著『THE FACTORY Sewing Book ディテールにこだわる日々の服』をご紹介いたします。

中目黒・自由が丘・鎌倉・神戸・名古屋・沖縄など、日本全国7か所で店舗展開をしているオリジナル服とパンと雑貨のお店「la vie a la canpagne(ラヴィアラカンパーニュ)」のオーナー、ロシャン・シルバさんによる大人服の著書第二弾。オリジナル服のブランド「THE FACTORY」の人気コレクションの中から、ブラウス・ワンピース・パンツ・スカート・ジャケット・ジレなど、計22点を掲載。全作品フリーサイズ、縫い代込みの実物大型紙3枚つき。

Ciao tutti!
この本を手に取ってくださった皆様へ情熱——

それはあなたにとって最も大きな原動力となるものでしょう
それは疲れを感じさせません

ほしい物を手に入れるには努力が必要です
情熱を持って努力を重ねたとき目の前に現れるものです

この本が皆様の意欲を掻き立てる一冊になりますように

ロシャン・シルバ(カバー袖より)

ロシャン・シルバさんは、イタリア生まれ。高校で建築を学び、大学で経営学を専攻。テキスタイル関連の下積みを経て、イタリアのコモにてテキスタイルメーカーを経営。縁のあった日本に10年前に移住し、旅行先の鎌倉での古民家との出会いに感銘を受け、カフェを併設したライフスタイルショップ「la vie a la canpagne」を始めます。

「la vie a la canpagne」は、ヨーロッパの田舎暮らしのようなシンプルで穏やかな美しい暮らしをコンセプトにしており、お店で人気の自家製パンやジャム、本書で作り方を紹介している「THE FACTORY」の洋服デザイン、雑貨ブランド「Ambiente」の企画、各店舗の設計デザインもすべてシルバさん本人がプロデュースしています。

掲載されているワンピースやブラウス、シャツ、スカートはいずれもシンプルななかに、ピリッとアクセントの効いたスタイリッシュなものばかりで、どのような体形の方にもすっきりと着こなしていただけそうです。白、黒、紺などの定番の色で作っても美しいですが、本書でシルバさんが提案されているように大胆なバティック染めの布地で作ると、また違う印象になって素敵です。

シルバさんも「ほしい物を手に入れるには努力が必要」とおっしゃっているように、一着の洋服を縫い上げるのは大変なことですが、それが完成した時の喜びと感動はひとしおではないでしょうか。ぜひチャレンジなさってみてください。

スタイリング:ロシャン・シルバ
アートディレクション:成澤豪(なかよし図工室)
デザイン:成澤宏美(なかよし図工室)
撮影:玉島明見
ヘア&メイク:谷口香代(Trico Antique)
モデル:ケルクハナ、島野ソラ
作り方解説・パターン協力:丸山千恵(スタジオシルエット)
作り方・型紙配置:八文字則子
校閲:今寿子
編集協力:赤羽裕子、赤羽ソフィア、原めぐみ
編集担当:佐伯瑞代