別冊太陽 日本のこころ311『宮沢賢治──ほんたうのさいはいは一体何だらう』

発行:2023/11/25
編集人:日下部行洋
発行人:下中順平
発行所:株式会社平凡社

図案協力:林風舎、宮沢賢治記念館、石と賢治のミュージアム、岩手大学、岩手日報社、奥州市教育委員会、国際子ども図書館、国柱会、花巻農業高等学校、ハピネット・メディアマーケティング、宮沢賢治学会イーハトーブセンター、Shutterstock
撮影協力:石と賢治のミュージアム(太陽と風の家)、岩手大学農学部附属農業教育資料館、早池峰と賢治の展示館、古道具昭和kichi(奥州市)、宮澤商店

編集:日下部行洋、竹内清乃、菅原悠、田村未知(さくら編集工房)、桑原雄太(さくら編集工房)
デザイン:島内泰弘
撮影:中里和人
執筆:大谷隆之、橋本裕子
校閲:栗原功

判型:A4縦変型判(290×220mm)
頁数:168p
製版・印刷:〈表紙〉プロセス4c+グロスPP加工、〈本文〉プロセス4c
用紙:〈表紙〉ブランシューTZ、〈本文〉マルガリーライト
製本:あじろ綴じ並製本

今回は、「別冊太陽『宮沢賢治──ほんたうのさいはいは一体何だらう』」をご紹介いたします。

没後90年を迎える宮沢賢治。別冊太陽では、1985年刊行『宮沢賢治 銀河鉄道の夜』、2014年刊行『宮沢賢治──おれはひとりの修羅なのだ』に続き、3度目の特集。いまだ謎の多い作品と37年の生涯を、当時の写真、生原稿、手稿をふんだんに掲載しながら紹介しています。

その人生や思想など、個人に焦点があたることが多い宮沢賢治ですが、今回の特集は作品がメイン。誰もが耳にしたことのある有名な作品から少しマイナーな作品までを取り上げ、作品の抜粋とともに、様々な分野で活躍する著名人によるエッセイも掲載されています。

特集全体のビジュアルイメージを作り上げるのは、写真家の中里和人氏。宮沢賢治がかつて過ごした土地や作品の舞台となった場所、影響を受けたであろう岩手の霊気までを映しだすような写真にもご注目ください。

多くの人が幼少時代から作品に親しみ、その名前を知らない人はいないと言っても過言ではない宮沢賢治。しかしその作品には謎が多く、読むたびに違う発見がある。知っているけど知らない宮沢賢治の世界へ、いざ──。
-本文29ページより

担当プリンティングディレクターより

細野 仁

 

今回の画像は、宮沢賢治の写真や手稿などが多かったため、それらをリアルに再現できるような製版設計を目指しました。手稿は、経年劣化による紙焼けを敢えて表現しています。また、関連する風景などは、その趣が残るように雰囲気を重視した仕上がりにしています。

宮沢賢治 – 平凡社

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