写真絵本「すいめん」高久至(写真・文)
発行:アリス館
判型:A4縦変形
製本:上製
頁数:32p
用紙:OKトップコートマット
こんにちは!
昭和の生き残りYOUTUBER桝川です。
今回は、いつもすばらしい海の世界を見せてくれる海洋カメラマン高久至さんの写真絵本「すいめん」(アリス館様)の紹介をさせていただきます。
「すいめん」それは気圧と水圧が薄皮一枚でつねに押し合う大気と海の境界線。
宇宙から見れば地球は超激レアな水の惑星だから、本来海(水)こそが地球の本質なのかもしれないですね。
生命5億年の歴史の中ではむしろ海が常に生命活動の中心であり、思えば我々の祖先は海での熾烈な生存競争に負けて、仕方なく陸に上がったのでした。陸には陸の厳しい環境と淘汰があり、気の遠くなる進化の果てにいまわれわれがいるわけです。
そんな人類にとって陸地こそが唯一の世界であるけれど、しかし依然、地球のメインフィールドは海でしょう。海の生命は陸地とは無関係に水という流体に守られて数億年のその栄華を今も誇っているんです。世界の中心は陸地という認識は少し改めたほうがいいかもしれません。
印刷会社としては、何と言っても青の色にこだわりました。水中から見た空の青、空から見たすいめんの青、海の深い所の青、すいめんに近い所の青、夜の空の青。青、青、青。とにかく青です。RGBからCMYK。通常中々うまく表現できない色再現。泡や波などのしぶき感、雲や波の立体感。水の透明感や深い夜の空を、こだわりぬいて作り上げました。
水中から「すいめん」を見てみたら・・・嵐の海、氷の海、夜の海、そして「すいめん」にまつわり生きる不思議な生命たち、見たこともない世界に出会えるでしょう。
アリス館様のお仕事はいつもそうですが、今回も新たな知見に触れワクワクと印刷のお手伝いをさせていただきました。