東京印書館は美しい地球環境・健康的な作業環境で「標準が高品質」を目指しています。そのために、材料から機材に至るまで環境を考慮に入れた製造体制を築いていきます。
方針声明書
- 当社は、各事業所において、いかなる児童労働、強制労働、児童の搾取も容認しません。
- 当社は、従業員に対して公正かつ公平な待遇をコミットするとともに、結社の自由と団体交渉権を尊重します。
*FSCライセンス番号:FSC-C112237
東京印書館は印刷企業として2012年8月6日にFSC認証を取得いたしました。世界基準に照らした「適切な森林の管理と利用」のための具体的行動を通じて、製造する製品そのものに対しても直接的な環境配慮と改善に努力してまいります。
とは?
環境保全の点から見て適切で、社会的な利益に適い、経済的に継続可能な、責任ある管理をされた森林や、そこから生産された林産物、再生資源、その他の管理された供給源からの原材料で作られた製品を識別する国際的な森林認証制度です。
高品質・環境対策・用紙適性・スピードを支えるUV印刷
東京印書館では、「標準が高品質」を実現するために、UV印刷を導入しています。UV印刷とはUVインキを使用して印刷した後、紫外線を照射することによりインキを硬化させる印刷方法です。UV印刷の大きな特徴はインキの速乾性と被膜強度にあります。
従来の油性インキでは、インキの乾燥具合により、擦れ、色の退色、ざらつき、裏移りなどの起きる可能性がありました。
- 油性インキではパウダーによる紙面のザラツキが発生しますが、UVインキは直ぐに固まる為、パウダーが不要で紙面の光沢が均一になり美しい絵柄が再現できます。
- UV印刷は乾燥性に優れているので、ユポなど合成紙を始め、様々な種類の紙に印刷が可能となります。
- 大気汚染の原因となるVOC(揮発性有機化合物)が極めて少なく臭気がないので、衛生面・環境対策が必要な用途に利用可能です。
- インキは瞬時に固まるので、印刷面同士が接していても擦れ・ブロッキングが発生しません。濃い絵柄でも擦れの心配はありません。
- UVインキは、紙の表面で固まるので、色の退色(ドライダウン)が発生しません。印刷立ち合い時の刷りだし時の品質が保たれ、いつまでも美しい紙面が保てます。
- 油性インキでは印刷後、裏面を印刷する場合は半日以上の乾燥時間が必要でしたが、UVインキは速乾性があるので、表面印刷後、すぐに裏面の印刷にすぐに取り掛かることができますので素早く出荷することが可能です。
大気環境保全に優れたUVインキ
UVインキは、大気汚染の原因となる、VOC(揮発性有機化合物)が極めて少なく大気環境保全に優れた環境対応型インキです。脱墨も可能なリサイクル対応型UVインキです。
東京印書館では環境に配慮したUVインキを利用して、ecoUV印刷機で印刷物を製造しています。
環境に配慮したインキを利用しています
ベジタブルオイルインキ(植物油インキ)とは、再生産可能な大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、パーム油等植物由来の油、及びそれらを主体とした廃食用油等をリサイクルした再生油です。
ベジタブルオイルインキ(植物油インキ)の特徴は大気汚染の原因となる揮発性有機化合物の大気排出を抑え、また、廃棄処分した場合の土中分解が早く、自然に還元する生分解が容易など環境にやさしいインキです。
東京印書館では、ベジタブルオイルインキ(植物油インキ)を積極的に利用しています。印刷インキ工業連合会「植物油インキマーク」の使用認可を取得しておりますので、「植物油インキマーク」の印刷が可能です。
東京印書館では、通常の業務に加え、将来に備えた「取り組み」を行っています。
お客様が安心して印刷を任せることができる印刷会社を第一義に、
さまざまなテーマに取り組んでまいります。
資源リサイクル
アルミ版のリサイクル
東京印書館では、印刷後の印刷版(アルミニウム版)は、再び印刷用の版として利用するために、再生センターに送ります。このリサイクルシステムにより、環境負荷の低減と省資源化に貢献しています。
廃液の回収
フィルム製版の利用減少から現像液の利用はなくなりましたが、印刷版を作製するCTP(Computer To Plate)システムでは現像作業が必要です。東京印書館では、環境負荷を考慮し廃液を少なくするための、「廃液削減装置」を導入しています。廃液の量は7分の1まで削減され、残りの廃液は回収業者に引き取られ処理されていきます。
紙のリサイクル
東京印書館では、製造時に生じる紙片・余剰紙等は、紙の種類を分別し、全てリサイクル業者にお渡しし、再生紙の原料として活用されています。