日露戦争の時代 日本文化の転換点
著:鈴木貞美
発行:平凡社
発行日:2023/1/13
DTP:平凡社地図出版
装幀:菊地信義
判型:B6縦変型判(172×105mm)
頁数:360p
製版・印刷:スミ、特色1C(鉛色)、特色2C(特青+特墨)、カバーはマットPP加工
用紙:淡クリーム琥珀N、Nプレミアムステージ ホワイト、雷鳥コートN
製本:あじろ綴じ並製本
今回は、鈴木貞美氏著『日露戦争の時代 日本文化の転換点』をご紹介いたします。
20世紀の転換期、国際情勢は列強間に戦争が勃発する予感をはらんでいました。大英帝国とロシア帝国の対立、ロシアの南下政策など、日本の社会はかつてない国家的緊張につつまれます。
明治終焉期に高まる文化的ナショナリズムがもたらした、日本文化の変容を総合的に俯瞰する、政治・軍事・社会の相互関連を解く、日露戦争前後の総合文化史。
「伝統」の発明、新渡戸稲造「武士道」、岡倉天心「東洋の理想」、伊藤博文の暗殺と韓国併合、天皇機関説論争、乃木希典の自刃、西田幾多郎『善の研究』など、さまざまなテーマや出来事から、日露戦争の前史や背景、文化、政治、思想などに多層的に迫っており、ご自分の興味を惹かれるトピックごとにも新たな発見があるのではないでしょうか。ぜひご一読ください。
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