新装版 やさしい昔の針仕事 暮らしに生き続けるおしゃれな小ものたち
発行:日本ヴォーグ社
発行日:2023/5/21
判型:AB縦変型判(230×210mm)
頁数:96p
製版・印刷:プロセス4C、特色1C(特紺、特茶)、カバーはマットニス
用紙:HSライトフォース、AライトスタッフGA-FS、GAクラフトボード-FS ムーンストーン
製本:あじろ綴じ並製本
今回は、『新装版 やさしい昔の針仕事 暮らしに生き続けるおしゃれな小ものたち』をご紹介いたします。
母から娘へ、嫁へ…脈々とわが国に伝えられてきた針仕事の数々。本書には、和布や古布、端布で作れる、お細工物、針道具、袋物、布小物、風呂敷、刺し子のふきんなど、計74点が掲載されています。残り布を細い細い縦縞に接ぎ合せた千筋袋、長方形をつないだ四合わせ袋や仏供米袋など、端布を始末しつつ、美しく見えるように工夫して縫いつないだ作品は、布を大切に慈しんだ昔の人の気持ちが伝わり、現代の私たちの生活をやさしく彩ってくれます。
「豆知識」として言い伝えや知恵なども紹介されており、「お手玉」「針刺し」「風呂敷」など、日本の伝統的なものについての知識も深まります。縫い方の基礎やひも飾りの作り方も分かりやすく解説。昔から女性たちに愛されてきたお細工物や針仕事の道具、布寄せの袋物は、当時の女性たちも美しく可愛らしいものを身の回りに置いておきたいという気持ちの表れであり、現代に生きる私たちにも引き継がれていきます。
本書は実物大型紙つきですので、お気に入りの古布や端切を見つけたらぜひ作ってみてください。きっと暮らしに華を添えてくれることでしょう。
撮影:宮下昭徳、渡辺華奈
スタイリング:絵内友美
レイアウト:周玉慧、岡山とも子
イラスト:田村則子
編集協力:比護ちかこ
校閲:今寿子
編集:E&Gクリエイツ