「向井潤吉からの贈りもの」展
発行:せたがや文化財団
発行日:2023/3
判型:A4縦判(297×210mm、フライヤー)、B3縦判(515×364mm、ポスター)
製版・印刷:プロセス4C
用紙:b7トラネクスト(フライヤー)、ユーライト(ポスター)
4月1日より世田谷美術館分館・向井潤吉アトリエ館にて開催予定の展覧会「向井潤吉の贈りもの」のポスター、フライヤー製作のお手伝いをさせていただきました。
向井潤吉アトリエ館は、本年で30周年を迎えます。この展覧会では、向井潤吉本人の自選による寄贈作品28点を一挙公開。これらは、1983年にせたが向井が大切にしていた作品のなかから選りすぐって、区立美術館設置を進めていた世田谷区に寄贈されたものです。
いずれも向井が民家を描く画風を確立させた1960年代以降の充実した制作時期のもので、故郷の京都や好んで取材した長野、東北各県などを含む、各地の風景が描かれた優品ぞろいの作品群となっています。一堂にまとめて展示されるのは今回が初めてとなります。
向井は「六十年もの長い間お世話になってきた世田谷区の美術文化の発展と青少年の啓発にお役に立つことができれば」と、私費を投じて自宅兼アトリエを美術館に改装し、600点あまりの作品とともに世田谷区に寄贈。1993年7月10日、世田谷美術館の分館として向井潤吉アトリエ館が開館しました。
向井潤吉からの大きく、ゆたかな贈りものであるアトリエ館、そして自選寄贈作品28点に向き合っていただき、世田谷の地を愛し、日本の原風景を追いつづけた画家のまなざしと思いにふれていただける展覧会となります。
この展覧会は2023年4月1日(土)~9月10日(日)まで、世田谷美術館分館・向井潤吉アトリエ館にて開催されます。この機会に、ぜひお運びください。