minä perhonen ?  / ミナ ペルホネン?

著:ミナ ペルホネン

発行:ビー・エヌ・エヌ新社
発行日:2011/4/1

判型:B5縦変型判(240×180mm)
頁数:208p
製版・印刷:プロセス4C、スミ、特色2C(特青2色)+スミ、特色2C(特青、特黄)、特色1C(特グレー)、カバーはマットニス
用紙:スマッシュ、雷鳥コート、アラベール スノーホワイト、OK ACカード 白、NTラシャ ひまわり
製本:あじろ綴じ並製本、箔押し(ホワイト、ツヤ)

今回ご紹介するのは、2011年に刊行されました『ミナ ペルホネン?』です。ファッションブランド「ミナ ペルホネン」15 年の歩みを言葉と写真で織りなす本。

「特別な日常服」をつくりたい、という気持ちから1995年に皆川明氏が立ち上げたファッションブランド「ミナ ペルホネン」。オリジナルの図案によるテキスタイルをデザインすることから服づくりを行い、詩情と物語性を含むファッションを生み出し続けています。

ミナ ペルホネンの洋服を身にまとうと、気持ちが軽くなったり高揚する。そんな不思議な魅力をたたえるものづくりには、ファッションの既成概念を覆す独自のブランド哲学が貫かれています。

本書は、ミナ ペルホネンが積み重ねてきたこれまでの時間、思想、取り組みをビジュアルと言葉で束ね、表現する試み。「時間」「刺繍」「想像」「風」「反復」といった50 のキーワードを軸に、ものづくりの根底にあるデザイナーの熱い思いや社会へのまなざし、制作過程で交わされるさまざまな人との妥協のないやりとりが語られ、テキスタイルやアトリエ、工場の様子などの豊富なビジュアルが、それらの言葉にリアリティを与えています。

アートディレクションは、ミナ ペルホネンのグラフィックを数多く手がける菊地敦己氏によるもの。15年の歩みが凝縮された本書から、情感あふれる表現の核となる揺るぎない信念をお感じいただけるのではないでしょうか。ぜひご覧ください。

担当プリンティングディレクターより

細野 仁

「ミナ ペルホネン」にとって非常に重要なテキスタイルの色調を入念に確認いただくため、2種類の用紙で本機校正を行いました。用紙に合わせて、色調を調整。また、インキが乗りやすいように線数も細かく設定しています。

アートディレクション・デザイン:菊地敦己(ブルーマーク)

編集:鈴木まきえ、森祐子(ミナ ペルホネン)、菊地敦己
デザイン:北原美菜子(ブルーマーク)