「老街茶館(ラオジエ・ちゃかん)」ーー江南地方の茶館が語る時代の記憶

発行日2025/1/15
著者:英伸三
文:英愛子
茶館の歴史 文:西村嘉得
発行日:2025年1月15日
発行元:株式会社 東京印書館
判型:A4横 (縦210x横297mm)
頁数:216
頁
製本:糸かがり上製本(角背・ホローバック)
印刷:ダブルトーンオフセット+スポットグロスニス(本文)

「上海放生橋故事」「上海天空下」に続く江南シリーズ三作目。

1992年からはじめた江南古鎮、茶館さがしの旅

収録した茶館三十六軒は文人墨客、庶民に愛され二三百年続いた名茶館
朱家角鎮の倶楽部茶館や烏鎮の訪盧閣茶館をふくめ
ほとんどが2000年前後に消えていった
市場経済の大波にあらがうすべもなく……

1992年から2004年にかけて撮影された中国江南地方の茶館。息づく人々温もりと、静かに消えゆく日常をフィルムに刻み、江南の古鎮が紡ぐ時代の物語を丹念に描き出した写真家・英 伸三の決定版。4年以上にわたる制作期間を経て、満を持して刊行されました。

英 伸三 (HANABUSA SHINZO)
1936年千葉市生まれ。東京綜合写真専門学校卒。日本写真家協会会員。
農村問題などを中心に、工場労働者、教育現場などを通じて
日本社会の姿を追い続けた。1992年から中国の上海と
江南一帯の明、清時代の面影を残す運河沿いの古鎮を訪ね、
「改革・開放」の近代化政策によって姿を変えていく街のたたずまいと
人々の暮らしぶりを記録している。

英 愛子(HANABUSA AIKO)
1936年福岡市生まれ。大分大学経済学部卒。
1961年ソニーを退社してフリーコピーライターに。
その後倉石中国語講習会(現日中学院)で中国語を学び、岩波書店の日中辞典(1982年発行)編纂スタッフに。ときどき英伸三の写真集にライターとして参加している。

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A4横 (縦210x横297mm) ハードカバー上製本・216頁|定価7,920円(税込)