住む、ということ 里山のちいさな暮らし
発行:2023/12/10
著者:加賀江広宣
編集人:小幡麻子
発行人:入谷伸夫
発行所:株式会社 婦人之友社
装丁・本文デザイン:中島美佳
アシスタントデザイン:羽柴亜瑞美
PD:髙栁昇(東京印書館)
撮影:小野慶輔(カバー、表紙、p1、2-3、9、11、12、16、19、20-21、23、24、27、28-29、66、81、87、119、121、122、125、126)、加賀江広宣(上記以外)
判型:A5縦判(210×148mm)
頁数:128p
製版・印刷:〈カバー・帯〉プロセス4c+グロスニス、〈表紙〉DIC330(特茶)、〈本文〉プロセス4c
用紙:〈カバー・帯〉ヴァンヌーボV-FS スノーホワイト、〈表紙〉UFコート、〈本文〉b7トラネクスト
製本:あじろ綴じ並製本
今回は、「住む、ということ 里山のちいさな暮らし」をご紹介いたします。
著者・加賀江広宣氏は、鹿児島県の里山に家族5人暮らし。自身のInstagramを通じて、住まいにこめた思い、土地選びから資金計画、自ら設計した天然素材の家づくりのプロセス、そして日々の暮らしで感じたことを発信しています。本書は、今まで書き綴ってきたものをもとに、現在の暮らしやこれからの生活を見据えたまなざしが収録された一冊となっています。
この本に綴っているのは、家づくりや日々の暮らし、子育てや夫婦の関係、地域や自然とのつながりを通して、ときどきにわたしが思ったり考えたりしてきたことです。そうした日常に対して、思ってきたことを一言で表すとしたら、「住む、ということ」なのだと、今回改めて気づかされました。
-はじめにより
写真は、加賀江氏が土地選びの段階から10年間撮りためてきたものをセレクトしたほか、鹿児島と東京の二拠点で活躍するカメラマン・小野慶輔氏による撮り下ろし写真も収録されています。
日々そこに身を置き、住むことを感じていると、思いや行動がむくむく湧き上がってきて、だんだん形になっていきます。そうした痕跡の積み重ねによって、その人、その家族の人生が、その家に映し出されたとき、何とも言えない深みや愛着が醸し出されていくように思うのです。
-はじめにより
担当プリンティングディレクターより
入稿時のRGB画像は、全体的に逆行気味の写真も多く、アンダーに撮影されていました。文章を読みこんで、著者の家作りのこだわりを出来る限り反映させること、光感を大切にして里山の魅力を引き出すことを意識して製版いたしました。具体的には以下の通りです。
①最暗部の締まり(濃度感)は弱くならずに、暗部階調を出来るだけ出す。
⓶逆光の写真は、外の風景のボリューム感を大切にして、室内のハイライトを強調する。
⓷人物の表情を出す製版⇒人物のハイライトを効かせて、肌の明部にコントラストを付ける。
東京印書館統括プリンティングディレクター
髙栁昇
【2023年12月7日発売】住む、ということ 里山のちいさな暮らし | 婦人之友社 生活を愛するあなたに
建業120年を迎えた婦人之友社。生活を愛する気持ちと、家庭からよい社会をつくるという理念のもとで、本(雑誌・書籍)づくりをしている出版社です。