世田谷美術館 「祈り・藤原新也」展 ポスター/フライヤー

主催・発行:世田谷美術館(公益財産法人せたがや文化財団)

発行日:2022/10

判型:A4縦判(フライヤー、297×210mm)、B2縦判(ポスター、728×515mm)、B3横判(ポスター、364×515mm)
製版・印刷:プロセス4C+特色1C(特銀)、フライヤーはグロスニス、ポスターはグロスPP加工
用紙:OKトップコート+

世田谷美術館にて、11月26日(土)から開催される「祈り・藤原新也」展のポスター・フライヤーの製作をお手伝いさせていただきました。

写真家・藤原新也氏は1944年に福岡県門司市(現北九州市)に生まれます。東京藝術大学在学中にインドを皮切りに、アジア各地を旅し、写真とエッセイによる『インド放浪』、「西蔵(チベット)放浪』、『逍遥游記』を発表。1983年以出版された単行本『東京漂流』はベストセラーとなり、社会に衝撃を与えました。

また同年に発表された『メメント・モリ』は、若者たちのバイブルとなり、「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」という強烈なキャッチコピーとともにご記憶の方も多いと思います。

1989年には、アメリカを起点に西欧へと足をのばし、帰国後は自身の少年時代を過ごした門司港で撮影した『少年の港』をはじめ、日本国内にカメラを向けます。そして旅の始まりから50年後、現代のコロナ禍で無人となった街に立ち、これまでの道程と根幹に流れる人への思いを「祈り」というタイトルに込められました。

藤原氏の見た、人が生き、やがて死へと向かうさまは、現在形での〈メメント・モリ(死を想え)〉へと昇華され、新たな姿でわたしたちの「いま」を照らします。

また、写真、文筆、絵画、書とあらゆるメディアを縦横無尽に横断し、それぞれの領域において秀でた表現を獲得しています。この展覧会では、「祈り」をキーワードに、初期作から最新作までの写真作品が一堂に展示され、藤原氏の多彩な仕事が立体的に展開されます。

今回、ポスターにはグロスPP加工、フライヤーにはグロスニスを施し、写真プリントのような光沢感を感じられる仕上がりになっています。

この展覧会は、2022年11月26日(土)~2023年1月29日(日)まで開催予定です。ぜひお運びください。

後援:世田谷区、世田谷区教育委員会
協力:株式会社スイッチ・パブリッシング、株式会社太田プロダクション

祈り・藤原新也 | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM

1944年に福岡県門司市(現 …


企画協力:クレヴィス

50年の旅の道程と人々への「祈り」を込めた写真集-写真家の意図を汲んだ印刷設計 | 東京印書館 | 写真集・展覧会図録・絵本・その他印刷物の企画制作| TOKYO INSHOKAN PRINTING CO.,LTD.

藤原新也写真集 祈り 著:藤原新也 ブックデザイン:鈴木成一デザイン室 編集:中島ゆかり 発行:クレヴィス 発行日:2022/7/22 判型:A5横判(143×220mm) 頁数:304p 製版・印刷:プロセス4C、スミ、表紙、表紙、帯はマットニス、カバーはUVマットOPニス 用紙:b7ナチュラル、b7トラネクスト、b7クリーム、b7バルキー、アカシヤ、ゴールデンアロー 白、ヴァンヌーボV-FS