とびだせ!長谷川義史 ぼくの歩いてきた道
著者:長谷川義史
発行:求龍堂
発行日:2022/7/16
判型:A4縦変型判(195×195mm)
頁数:240p
製版・印刷:プロセス4C(カバーは特色藍、特色紅を使用)、特色2C(特緑+特橙)、スミ、特色1C(特金)、カバーはグロスニス
用紙:b7バルキー、色上質 アイボリー、茶吉α、オーロラコート、OKミューズガリバーリラ ホワイトS
製本:無線綴じPUR並製本
今回は、兵庫県の姫路文学館を皮切りに全国巡回予定の展覧会『とびだせ!長谷川義史 ぼくの歩いてきた道』の公式図録である作品集をご紹介いたします。
大阪出身の絵本作家・長谷川義史さんは、絵本原画のほかにもイラストレーションやデザインの仕事、立体作品も多く手掛けています。
長谷川さんならではの関西らしいユーモアが爆発する『スモウマン』、やがて生まれてくる赤ちゃんを心待ちにする、誕生前夜の物語を、おなかの中の赤ちゃんの目線から描いた『おへそのあな』、小学1年生の時に亡くなった長谷川さんのお父さんへの想いが溢れる『てんごくのおとうちゃん』、沖縄の6歳の少年の平和への願いの詩に寄せた『へいわってすてきだね』、東日本大震災によってとだえた「盆野球」の復活を描いた『ぼんやきゅう』…などなど。
おもしろくて、なつかしくて、時にしんみり切ない絵本原画やイラストレーション、スケッチなどが一堂に展示。また図録には、ユーモラスな仕事場風景や藤井寺散歩を楽しむチャーミングな長谷川さんの写真、絵本作家・イラストレーターのスズキコージさんとの楽しい対談も収録されており、皆様にきっとご満足いただける充実の内容です。
印刷に際しては、鮮やかさを重視して、全体的に濃度をアップし、こってりとした印象にしました。特にカバーについては、通常のマゼンタとシアンにインキではなく、特色の藍と紅を使用しビビッドに。一部のスケッチ原画は、スキャンから弊社で行うことで、よりディテールが再現されています。
この展覧会は9月4日(日)まで、姫路文学館で開催中。以降は全国巡回予定です。ぜひお運びいただき、こちらのかわいい図録もおもとめいただきたいです。
企画・監修:空色画房、鈴木千栄子(毎日放送)
撮影:多田雅輝
デザイン:川添英昭
編集:廣瀬歩(STORK)
進行管理:深谷路子(求龍堂)
特別展「とびだせ!長谷川義史展」
くすっとしたり、ほろりとしたり 長谷川義史さんの絵は、ダイナミックな筆づかいから生み出される印象的な絵と、ちょっとユニークな登場人物が特徴です。 大阪出身で大阪を拠点に活動し、絵本の他にもイラスト付きエッセイや、翻訳絵本も手掛けるほか、テレビ番組にもコーナーを持つなど幅広く活躍しています。 本展では、絵本原画のほか、イラストレーションやデザインの仕事、立体作品、絵本の下絵やダミー本などもまじえ、長谷川さんのこれまでの創作の軌跡と魅力を余すことなく紹介します。 「世界中のみんなが笑っていてほしい、幸せであってほしい」という願いの詰まった長谷川さんの絵本の世界をぜひお楽しみください。 会期 令和4年(2022)6月25日(土曜日)から9月4日(日曜日) This event was posted in 展示 by himeji. Bookmark the permalink.