髙群美子写真集 石畳とチョコレート

発行日:2024/04/10

著者:髙群美子

発行・印刷:株式会社 東京印書館

総括プリンティングディレクション:髙栁昇
製版ディレクション:山口雅彦
印刷ディレクション:高橋満弘

ブックデザイン・アートディレクション・印刷進行:滝川淳+三浦清美
地図作製:熊谷直也

判型:B5正寸(182×257mm)
頁数:96p
製版・印刷:オフセット/ダブルトーン
用紙:ユーライト(本文)、ミランダ 黒 (表紙)、レザック96 オリヒメ ローズ (見返し)、OKミューズバナナナチュラル (扉)
製本:ハードカバー、天綴じ

今回ご紹介する写真集は、日本リアリズム写真集団会員・髙群美子氏による写真集『石畳とチョコレート』。氏の、かつての4日間のベルギー旅行中に撮影された、美しい街並みの写真が収められています。

旅のメインの舞台は、三つの世界遺産を抱え中世の趣が色濃く残る都市・ブルージュ。そのほかにもデュルビュイ、ブリュッセルなど、ベルギーの各地に足を運んだ髙群氏は、日本とは別世界ともいえるその景観のすべてに魅了されたと語ります。

雨に濡れた石畳の輝き
引き込まれそうになる運河に映る緑
歴史的な古い建物 自然体の人々
出会うあらゆるものに心を奪われた
4日間だけの滞在だったが私にとって何物にも代えがたい貴重な時間だった
夢見心地で歩いた街は23年経った今 変わっているのだろうか
写っている人たちは元気だろうか
美味しかったチョコレートのお店にまた行けることを願って!

-あとがき「憧れのベルギー」より抜粋

23年前に氏が夢見心地で歩いた、ベルギーのロマンチックな街並み。ミドルトーン豊かなモノクロ写真から感じられる独特の風情に、当時のベルギーの美しさに思いをはせずにはいられません。

さらに、氏は、街並みだけではなく、そこに生きる現地の人々や動物たちの営みにもフォーカスを当てています。その街のありのままの姿が写し出された写真は、表層の美しさだけではない、生き生きとした生活感と情緒に満ちています。

また、本写真集は天綴じの形式を用いており、上下に開いて読み進めるようになっています。細かなラメが上品に輝くチョコレートの箱のような表紙を開き、旅の美しい思い出を味わうことができる装丁です。

氏が魅了されたベルギーのすべてが詰まった、その街の自然体を感じられるようなこだわりの一冊。写真集を開くたびに、心ときめく旅情に誘われます。

髙群美子写真集 / 石畳とチョコレート | ご購入はこちら

著者:B5正寸(182×257mm)-頁数:96ページ 糸かがり上製本 高群氏が23年前に夢見心地で歩いた、ベルギーのロマンチックな街並み。ブルージュを含む三つの世界遺産地や他の都市の風景、現地の人々や動物たちの姿がミドルトーン豊かな美しいモノクロームで写し撮られています。