山下順子写真集 風の花Ⅱ 旅に咲く青いケシ
著:山下順子
発行:MAPLART
発行日:2023/1/31
編集・レイアウト:いがりまさし
判型:B5横変型判(200×220mm)
頁数:184p
製版・印刷:プロセス4C、スミ、特色1C(特グレー)、カバーはJスクラッチ加工
用紙:サテン金藤N、A2コート、OKマットポスト
製本:無線綴じPUR製本
今回ご紹介するのは、写真家・山下順子氏の写真集『風の花Ⅱ 旅に咲く青いケシ』です。
山下順子氏は1940年北海道小樽市生まれ。横浜市立大学文理学部仏文科卒業後、教職に就きます。1979年女性登山クラブに入会し国内の山を歩き、1990年からシノヒマラヤ地域に青いケシ探索の旅を続けています。新作写真集『風の花Ⅱ 旅に咲く青いケシ』につきまして、担当営業桝川よりご紹介させていただきます。
そもそも、花の色で紫やそれに近い青などはありますが、水色に近い「青」(シアン)そのものの花というのは世界的に大変少ないそう。
チベットや中国南部、南アジアの一部にしか自生しない「青いケシ」は見る人を夢中にさせてしまう魔性の花なのです。
考えてみると花の色ってのは花粉を媒介してくれる昆虫や鳥にアピールするためのものであって、この地域だけにこの色の花ってのは、この地方の昆虫がこの色に特別に反応するのか…?まさに神秘です。
その「青いケシ」を追い求める熱いお方は写真家・山下順子さん。観光地をはずれ外国人もまばらな秘境に、案内人をつれて分け入っていく豪胆なお方。女性登山家としても相当な方です。
そして編集者は写真家・ミュージシャンのいがりまさし氏。いがり氏は車中泊界のカリスマで、長年改良に改良を重ねた最強のキャンピングカーで年間200泊というモノホンの達人。しかもそれで全国を旅して、ケーナとギターでライブするその道でも有名なミュージシャン。
というわけで、会議や印刷立ち合いは言うまでもなく桝川の大好物の「山」「海外の危ない話」「車中泊」「ギター・機材談義」の話で時間が足りなくなるのでした。
いや(汗)…もちろん「青いケシ」もわれらが師匠髙柳プリンティングディレクターのディレクションにご満足いただけました。いがり氏によると青いケシの「青」は当社でないと出ないそうです。
本書はいがりまさし氏の公式ストアよりお買い求め頂けます。
古今の旅人をひきつけてやまない「青いケシ」の神秘、どうぞご堪能ください。