累計10万部超え!全国で話題沸騰中のシリーズ第2弾「逃げろ 生きろ 生きのびろ!」

前作「生きるって何?」に続き、今秋刊行。全国の小中高大学、自治体等で精力的な講演活動を続ける旅人、エッセイストたかのてるこさんの写真エッセイ第2弾。

生きるって何?

という問いかけから始まり..

生きるって、「自分を100%受け入れること」

「自分を100%受け入れる」って?

それは、「自分の一番の理解者になる」こと

「幸せに生きる」ための問いかけに対する答えが、また次の問いになり、読みすすめているうちに不思議と力が漲ってきます。

職場や学校、時には親しい友人であったり、家族との人間関係から離れたい..そんな状況でも無意識に「逃げてはいけない、我慢し続けなければいけない」と自分自身を追い詰めてしまってしまう、たかのてるこさんはそんな状況に対し「生きのびるために逃げる」ことは「理想の場所を求めて旅立つ」前向きな生き方、と明言しています。

日本人は自分をいじめる傾向が強く、怒りや悲しみが、外に向かう(=人を傷つける)のではなく、うちに向かって(=自分を傷つけて)しまいがちです」

日本で生まれ育ち、学校教育を受けてきた人なら、「逃げてはいけない」「我慢しなければいけない」「他人に迷惑をかけてはいけない」といった言葉は多かれ少なかれ、潜在意識のような形で刷り込まれており、日々の行動に無意識に影響を与えている面があるのではないでしょうか。

この本を読んでいると、幼い頃から刷り込まれているこうした「常識」に自分自身が囚われていることに「もう一つの自分」が気づいている、そんな解放感にも似たような感覚が生まれてきます。

また、時に「アジの開きのように思い切り開き直れば楽になる」といった絶妙な例えが飛び出します。どこか笑いを誘われつつも、痛烈な説得力をもって響いてくる言葉です。

「24時間 365日 自分のために 懸命に尽くしてくれている体中の全細胞 (40兆個!)に『ありがとう』の気持ちをわすれない」って?

それは「毎日 生きてるだけで めちゃめちゃ頑張っている自分自身をほめる」こと

こちらも印象深い言葉。日常生活で、「自分の体の細胞に感謝する」ことはおろか、意識を向けることもそうありません。読んでみて、実際にやってみて「確かにそうだ」と実感できます。

本書を最後まで読み進めるうちに、この「言われてみれば、確かにそうだ!」という、何かを発見する時の喜びに似た感覚が実体感を持って沸き起こってきます。同時に、悩んでいるよりも「今この瞬間」に集中して行動してみよう..自然にそんな気持ちにさせてくれるパワフルな一冊です。

「逃げろ 生きろ 生きのびろ!」は、以下東京印書館オフィシャルブックショップでもお取り扱い中!気になった方はぜひ、お手に取りください!