「いまや“チョロスナ”という言葉は死語である」
写真家森山大道先生曰く..
チョロスナとは今でいうところの”ストリート・スナップ”
カメラを片手に路上をひた歩いて感覚のままにシャッターを押す。
大道先生の解説にもある通り、今の時代、路上でカジュアルにスナップ写真を撮るだけで肖像権の侵害、もしくは”盗撮”といわれかねない風潮があリます。
“路上でカメラを片手にぶらぶらしている人が驚くほど減っているように感じる”
そんなご時世に、今も変わらずコンパクトカメラ一つで路上スナップを自然体で撮り続ける大道先生の姿勢が、世代や国籍を問わずあらゆる人を魅了し続けているのではと思います。
“記録39”
ぜひお手に取りください!
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AKIO NAGASAWA Gallery Publishing 記録39
印刷へのこだわり/Print Director’s Note
森山大道先生の世界を印刷でさらに昇華させるべく、スミとグレーのダブルトーンでインキを限界まで盛り込む製版設計をしています。
最暗部のベタ濃度は
B(Black):2.8
G(Grey):1.0
インキの盛り過ぎには常に「裏付き」のリスクが伴います。
“肉を斬らせて骨を断つ”
印刷に伴うあらゆるリスクを全身全霊で背負いつつ、最高の印刷物を仕上げることがプリンティングディレクターの仕事だと信じて疑いません。
高柳 昇
Print Director, Noboru Takayanagi