還暦後の40年 データで読み解くほんとうの「これから」
編著:長澤光太郎
著:吉池由美子、柏谷泰隆、古場裕司、田上豊
発行:平凡社
発行日:2023/2/8
装幀:ミルキィ・イソベ
本文レイアウト:安倍晴美(ステュディオ・パラボリカ)+平凡社
判型:B6縦変型判(188×130mm)
頁数:280p
製版・印刷:スミ+特色1C(特青)、プロセス4C、特色1C(特青)、カバー、帯はマットPP加工
用紙:オペラクリアマックス、オーロラコート、フロッシュホワイトカードW
製本:あじろ綴じ並製本
今回ご紹介するのは、長澤光太郎氏編著『還暦後の40年 データで読み解くほんとうの「これから」』です。認知症1100万人超、2人に1人はがん、2000万円の老後資金。もはや長生きはリスクですが、実は、還暦世代の老後はもっと明るいのです。
いま、人生100年時代に向かい、多くは定年を迎えてもそのあと何十年もの白紙の時間をどう過ごすか、古い時代の仕組みの中で生きてきた方々にとっては戸惑うことも多いでしょう。余命や健康、お金の問題、生きがいの問題、家族との関係など、心配ごとは山積みです。
本書は、これからの高齢期の姿を、データに基づき、さまざまな面から考察したものです。いま還暦前後の方々を対象に、「これから」高齢期を生きていく方々をケーススタディとして紹介しています。
「いま還暦前後の人は、90歳の時点で、現在の70歳代半ばの体力を保持している可能性が高い。」「他人に頼っての生活になるのは、だいたい、亡くなる前の2年くらい。」「80代を迎えるまで、知的能力は維持されるし、新たに伸ばせる能力すらある。」など、データに基づいた未来は、私たちが想像しているよりも明るいもののようです。
「還暦後の40年、なんとなく過ごしてしまうのは、あまりにももったいないと思いませんか?」と長澤氏は訴えています。還暦を過ぎても相当に長い年月が目の前に横たわっている現在、これからの過ごし方のよすがとなる本です。ぜひご一読ください。
還暦後の40年 – 平凡社
認知症1100万人超、2人に1人はがん、2000万円の老後資金。もはや長生きはリスクですが、実は、還暦世代の老後はもっと明るいのです。本書は、データによって本当の老後を描きます。