面構 片岡球子展 たちむかう絵画
発行:求龍堂
発行日:2023/1/1
判型:A4縦変型判(297×225mm)
頁数:136p
製版・印刷:プロセス4C、スミ、特色1C(特茶)、カバーはマットPP加工
用紙:b7トラネクスト、OKエルカード、ニューVマット
製本:無線綴じPUR製本
今回は、そごう美術館で開催中の展覧会「面構 片岡球子展 たちむかう絵画」の公式カタログをご紹介いたします。
片岡球子は1905年札幌市生まれの日本画家。61歳で愛知県立芸術大学開校に際し日本画科主任教授就任、若い学生と共に新たな日本画を目指す決意のもと「面構」シリーズを制作開始。「面構」は2004年まで38年間44点を出品したライフワーク。片岡球子にとって「富士」と並ぶ画業真髄のテーマ。
本書は、片岡球子の迫力ある「面構」シリーズの初期から晩年までの作品を網羅。面構の創造の過程を含めたデッサンや、小下図など資料と共に最晩年まで再興院展に出品しつづけた「面構」シリーズを全点掲載。
日本画家・片岡球子「面構」シリーズが一堂に会する展覧会の公式図録兼書籍。
ー求龍堂ホームページより
「面構は顔だけを描いているだけではなく、その人間が現代に生きていたらどんな風に役立つかなどと、思いながら描いています」と片岡球子は語っています。大胆な色使いや構図、ダイナミックで時にユーモラスにも映る表現は、従来の日本画の枠を超えるものとなっています。
「面構」は単に歴史上の人物の肖像画ではなく、片岡球子が人間の「魂」を描きたいと考え、取り組み続けた作品です。綿密に同時代の肖像画や風俗を周到に取材・研究し描かれた「面(つら)」は、現代に生きる私たちの目にも生身の血の通った人間として現れてきます。
この展覧会は、2023年1月29日(日)まで、そごう美術館にて開催中です。本カタログは、会場およびAmazonなど書店でもお買い求めいただけます。全作品解説付きで見応え読み応えたっぷりのカタログとなっていますので、ぜひお求めください。
担当プリンティングディレクターより
細野 仁
求龍堂さまから、著者が直接校正した図録を見本にお預かりし、そごう美術館の学芸員の方、デザイナー、編集者にお立会いいただき校正作業いたしました。更に、学芸員の方が北海道立近代美術館にて作品を確認したうえで最終校正を行いました。
全体の印象としてはダイナミックな構図と重厚な色合いが作品の肝となるため、製版ではコントラストを重視し、印刷ではドットゲイン量(印刷の網点が元のデータより大きくなる現象)を加味した設計でボリューム感を出しています。
企画:そごう美術館
編集:そごう美術館、北九州市立美術館、岩手県立美術館
特別協力:片岡佐和子、神奈川県立近代美術館、北海道立近代美術館
協力:株式会社青幻舎プロモーション
寄稿:水沢勉(神奈川県立近代美術館)、小金沢智(キュレーター、東北芸術工科大学芸術学部美術家日本画コース専任講師)、土岐美由紀(北海道立近代美術館学芸統括官 兼企画推進課長)
作品解説:大塚保子(そごう美術館)、市塚寛子(そごう美術館)、寺田雅子(そごう美術館)、重松知美(北九州市立美術館)、吉田尊子(岩手県立美術館)
エディトリアル・ディレクション:三宅奈穂美(求龍堂)
デザイン:近藤正之(求龍堂)
SOGO MUSEUM OF ART|西武・そごう
午前10時〜午後8時 ※入館は閉館の30分前まで。 ※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。 一般1,400(1,200)円 大学・高校生1,200(1,000)円 中学生以下無料 ※消費税含む。 ※( )内は、前売および以下をご提示の方の料金です。[クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ、セブンカード・プラス、セブンカード] …