「標準が高品質」 長い年月をかけ「色」を見る目と感性を培ってきました。その結果、印刷物に対し自然に高品質を求める習慣がつきました。東京印書館には、日常の作業の中で高品質の印刷物を作り出す環境と習慣が備わっています。

お客様専任の担当営業がサポートを行います

東京印書館では、「標準が高品質」を合言葉に、お客様のニーズにお応えするために、紙の知識、製版・印刷・加工の知識を有したお客様専任の担当営業が出来上がりの本のイメージをお客様と共有しながら造本設計を行い、製品の納品までを担当させていただきます。


印刷に適したDTPデータへ

ディスプレイ上では問題ないDTPデータでも、出来上がった印刷物をみると気になる点が出てきます。東京印書館では、最終的な製品のイメージから逆算し、必要な製版処理を施していきます。お客様によっては製版処理を行ったDTPデータを大容量ストレージを利用しお客様にお戻しして再入稿していただくことで、短納期への対応と、ミスの軽減に役立っております。

デジタルカラー校正で時間とコストの制約を解放

入稿後は、お客様の意図に沿った印刷が行えるように、校正を通してご確認いただきますが、東京印書館では、本紙が利用できるデジタルカラー校正機を利用して、今まで実現できなかった色の安定性、時間の短縮が可能となり、お客様の時間の節約と、コスト削減に貢献します。デジタルカラー校正機においては東京印書館の製版のカラーマネージメント技術を適用することにより、実際の印刷物に近い色空間に近づけることができました。

特色への対応

コーポレートカラーや、その色でないと表現できない絵柄など、他に代えがたい色が存在します。
東京印書館では再版等に備え、作った色を保管してありますので、数年前に作った印刷物の色と同等の色再現が可能です。保管といってもインキの状態で何年も保管はできませんので、分光光度計で測色し「色の配合表」という形でデータベースに登録しております。それによって、何年たっても同じ色の再現が可能です。
特色の効用はそれだけではありません。たとえば、インキは光を当てると劣化して行きます。この劣化を抑えるために、特殊なインキを利用しますが、イメージする色とかけ離れてしまう場合があります。弊社ではインキの組成を考慮することにより、色を大切にしながら、機能性を追加していきます。

印刷

「標準が高品質」を追求するために、5S運動をはじめ、作業基準書に基づく作業、機器の定期メンテナンス、生産管理部門との品質会議等を通して、安定的な製品をお客様にご提供しております。
印刷作業者は刷出し(サンプル)を、濃度計によるインキ濃度の確認、標準光源の下での色調の確認、責了紙上の赤字訂正箇所の確認、折の確認を行うことで、お客様のイメージした印刷の出来上がりに近づけていきます。

「標準が高品質」をお届けするために

品質管理部署では、出来上がった製品の検品を行っております。1冊づつ、印刷の不良がないか、製本の不良がないかをチェックしています。異常が発見されれば出荷は行わず、原因を追究し再作業に入ります。不良品を撲滅する活動にパトロール活動があります。検品専任者が、各作業場を巡回し、作業基準書に基づいた作業を行っているか、出来上がりが責了紙と一致しているか毎日巡回してチェックしています。