Keep Changing  Connect with Everything  Continue Forever

著：Tatsuo Miyajima 宮島達男

発行：Akio Nagasawa Publishing
発行日：2019/5/30

判型：B6縦変型判（180×140ｍｍ）
頁数：128ｐ
製版・印刷：プロセス4C
用紙：マーメイド　絹
製本：糸かがり上製本

今回は、2019年刊行、アーティスト・宮島達男氏の作品アイデアスケッチを一冊にまとめた『Keep Changing  Connect with Everything  Continue Forever』をご紹介いたします。

宮島達男氏は1957年東京生まれ。1986年東京芸術大学大学院修了。国際美術展ヴェネチア・ビエンナーレの若手作家部門アペルト’88で注目を浴びて以来、日本を代表する現代美術家のひとりとして、国内外で精力的な活動を続けています。

宮島氏の作品は「それは変わりつづける」、「それはあらゆるものと関係を結ぶ」、「それは永遠に続く」という３つのコンセプトに基づいたデジタルカウンター（L.E.D.）に代表され、それぞれの数字が異なる速度で明滅し、０（ゼロ）を示さないことによって、時間や人間のライフサイクルの連続性、永遠性、関係性を示唆するものとなっています。

Keep Changing
Connect with Everything
Continue Forever

このコンセプトを掲げ30年やってきた。

くしくもこの年、「時の海’98」と「それは変化し続ける、それはあらゆるものと関係を結ぶ、それは永遠に続く」とゆう2つの作品が20年ぶりにリニューアルされた。生まれ変わった作品は、直島アートサイトと東京都現代美術館でそれぞれ輝きを復活させた。

これは Continue Forever をまさに具体的に証明したこととなる、とてもうれしい出来事である。しかし「永遠に続く」が証明されるためには、作品が愛されていなければならず、それはつまり、永遠＝愛ということになるのか。Art にも愛が必要であるように。

ー本文・あとがきより

本書は、2019年1月から2ヶ月の間、白紙のスケッチブックを宮島氏へ渡し、日々思うことや次の作品のアイデアを書き留めてもらったものになります。アーティストの創造的思考プロセスを考える試みとなっており、大変興味深い内容です。ぜひご覧ください。

Keep Changing, Connect with Everything, Continue Forever – 宮島達男 | AKIO NAGASAWA

1957年東京生まれ。1986年東京芸術大学大学院修了。国際美術展ヴェネチア・ビエンナーレの若手作家部門アペルト’88で注目を浴びて以来、日本を代表する現代美術家のひとりとして、国内外で精力的な活動を続けている。 …