伊東豊雄 自選作品集 身体で建築を考える/Toyo Ito:Architecture as Sensation
著:伊東豊雄
発行:平凡社
発行日:2020/8/5
判型:A4縦判(297×210mm)
頁数:406p
製版・印刷:プロセス4C+グロスニス、スミ、スミ+マットニス、スミ+特色1C(特緑)、特色2C(スーパーブラック+オペークホワイトダブル)
用紙:雷鳥マットコート、HS画王、グラフィーCoC ホワイト、ブンペル ホワイト、ディープマット アッシュ
製本:糸かがり上製本、箔押し
今回ご紹介するのは、2020年刊行、建築家・伊東豊雄氏の作品集『伊東豊雄 自選作品集 身体で建築を考える』です。世界的な建築家・伊東豊雄が、自らの建築理念を最もよく表現できたと考える会心作27点を選んだ作品集。建築家キャリア最初期から最近作まで網羅。寄稿は中沢新一、西沢大良の両氏。
伊東豊雄氏は1941年ソウル生まれ。父の郷里の長野県下諏訪町で育ちます。1965年東京大学工学部建築学科卒業。主な作品に「せんだいメディアテーク」(宮城)、「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」(東京)、「みんなの森ぎふメディアコスモス」(岐阜)、「台中国家歌劇院」(台湾)など。
日本建築学会賞(作品賞、大賞)、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、プリツカー建築賞、UIAゴールドメダルなど受賞多数。2011年に私塾「伊藤建築塾」を設立。これからのまちや建築を考える場として様々な活動を行っています。また、自身のミュージアムが建つ愛媛県今治市大三島においては、2012年より塾生有志や地域の人々ともに継続的なまちづくりの活動に取り組んでいます。
この作品集は、伊東氏が「極力自分の身体で考えた建築のみ」を選び、「自然との親和的な関係に基づいている」「自然を自分の身体でどのように吸収し、消化し、建築空間として表出したかを示すもの」となっており、その生い立ちや活動を通じて、伊東氏の建築に対する思想やプロセスを知ることができます。ぜひご一読ください。
デザイン:須山悠里、島田耕希
企画協力:今井章博
編集協力:川上純子、伊東豊雄建築設計事務所
図面編集:竹葉徹
翻訳:川上純子、キャレン・セバンズ