10/29日発売の写真家、須﨑祐次氏の最新写真集「気だるげな少女」<玄光社様>の印刷を当社で手がけさせて頂きました。
〜作品紹介〜
※玄光社HPより引用
女の子の気だるげな姿をじっくりと眺める写真集
気だるげ、それはどこかだるそうな、おっくうな感じ。
中途半端に服を脱いだり、
ごろんと寝転がったり。
だらっとしているがゆえに、とっても無防備。
見えそうで見えない下着に、
見えていても気にしていない女の子。
怠惰な視線に、スカートからのぞく太もも、足……。
だらしない姿に、なぜか惹かれてしまう、
ミステリアスな欲望をついた1冊!
印刷にあたって/Print director’s note
暗めの背景に被写体が浮き上がるようなアンダーな雰囲気の写真集。当初は中間から明部のくすみを抑えて肌の滑らかさを強調しつつ、暗部についてはターゲット(色見本)のプリントよりも締め(濃度感を強く)、明暗のコントラストをはっきりつけたいというご要望をいただいておりました。
弊社印刷には、暗部表現においてCMYKのK(スミ)が主体ではなく、CMY(シアン・マゼンタ・イエロー)にもある程度階調を持たせているという特徴があります。インクを盛り込むことでボリューム感を持たせながらも微妙な階調表現を損なわないために、当社独自の設計を採用しています。
今回は、こうした弊社印刷の特徴を活かし、暗部についてはインキを限界まで盛り込みつつ、被写体モデルが綺麗に浮き立つように配慮させて頂きました。また、暗部と中間調がメインの作品ということもあり、人物を明るくしながらも背景とのコントラストを強調させるべく、中間調の網点濃度を製版段階で微調整しています。(弊社製版課ディレクター片山 談)
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